根室教育研究所は根室管内の教育活動を推進しています。

08月

【出前講座に向けて】

9月1日の羅臼小学校での出前講座に向けて、所員会議が2回行われ、国語の指導案の作成に取り組みました。

今回の単元は4年生国語「一つの花」を題材として目標、評価基準、主となる言語活動等をどのように設定するかということを焦点に話し合いを重ねました。研究所は「作成例」という形で羅臼小学校に提案を行う予定です。

【道東地区教育研究所所員研修会】根室が「北方領土学習の紀要」を発表

研修会では、根室教育研究所から昨年度の研究の成果として研究紀要108号「地域素材の効果的な教材化 ~あなたにもできる!北方領土を使った学習~」を佐藤博康所員が発表いたしました。

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内容としては、北方領土学習について多種多様な教材・資料の収集や開発、データ化を図ることで「いつでも、どこでも、誰でも」授業実践ができるということを目指して作成したことを発表し、参会者からは北方領土を身近に感じられない子に対してどのような資料を使えばよいかという疑問や根室教育研究所の提案・提供型の研究発表を自らの研究所でも参考にしたいという発言がありました。

(北方領土学習についての過去の研究紀要は4種あります。1~4号についても研究所までお問い合わせください。)

その他にも、「どの子も意欲的に参加できる授業の在り方~ユニバーサルデザインを意識した授業づくり~」(釧路教育研究センター)「思考力を高めるためのICTを効果的に活用した授業づくり」(釧路教育研究センター)などが発表され、所員間で管内をまたいで交流が深められました。

 

 

【道東地区所員研修会】

今年の道東所員研は、網走市のエコーセンターを会場に開催されました。1日目は開会式に続いて各分科会が開かれ、それぞれ20数名の所員が道東の4地区から参加しました。

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分科会の1つ、網走地方教育研究所の発表においては、「同内容を手立てを変えて行った二本の授業」をみて、相違点を協議しました。

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網走では、授業の改善の視点を管内の教員に伝えるためにこのような形での研修を取り入れたということで、成果の還元方法が話題となりました。

 

 

 

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つづく十勝教育研究所の発表では、「アセス」によるアンケート結果の分析から、課題となった点を向上させるために特別活動の授業に取り組んだ事例が発表されました。

分科会2で発表した根室教育研究所の佐藤所員の様子については、後日掲載します。

 

 

【中標津町 コミュニティ・スクール研修会】が開催

8月16日、中標津小学校を会場にコミュニティ・スクール研修会が開催されました。中標津町教育委員会の主催で行われ、夏季休業を利用し多くの教職員並びに一般からの参加がありました。

講師として北海道教育大学釧路校のキャンパス長 玉井康之氏が招かれ、新指導要領の改訂のポイントの解説に続いてコミュニティ・スクールの果たす役割について説明がありました。

最大の目的・・・子どもの社会的発達を保障すること

そのために学校運営協議会は以下の役割を担うこと

学校を応援し地域の実情を踏まえた特色ある学校づくり

②学校支援に関する総合的な企画立案を行う

(→年間を見通した場当たり的ではない計画の立案)

「地方における新しい教育課程の開発」として地域に根ざした教育の重要性についても触れられました。(多くの教科書は東京地域を中心としているため、実態が大きく異なる事例がある)

なかでも、一次産業が中心となる管内においては、子ども自身が身近な地域について誇りを持てるように教育を組み立てていくことが人材の流出を防ぎ魅力ある地域作りにも資することなどが伝えられました。

《情報》

中標津町では、4月から町内3校でコミュニティ・スクールがスタートしています。(中標津小学校、中標津中学校、計根別学園)。また、他の学校でも今年度中に順次導入が予定されています。

 

【ミニ道研 2日目】

8月9日、ミニ道研の2日目の研修講座が開催されました。内容は午前中が「生徒指導」、午後からは「小中連携・小中一貫教育」「小学校の外国語」についてでした。

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映像と音声の両方を道研と結ぶ方式で行われました。生徒指導では、基調講義の後にロールプレイなどを交えて教育相談・カウンセリングの手法などを学びました。題材は小中高で違うものが用意され、児童の家庭の話や生徒間の気持ちの行き違いについて、高校では進路選択などをテーマに教員の対応の違いについてでした。どちらも教員の対応により児童生徒の気持ちを引き出すことにつながるやりとりを経験しました。

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小学校の外国語活動では次のことが話されました。

①指導する際のポイント

②9月には新教材がネット上で配布されるようになること(教科書的な資料)

③「具体的に指導が予定される単語リスト(案)」は以下の答申のP76~に掲載

(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/01/20/1380902_3_3_1.pdf)

およそ、どのような単語の聞き取りや応答が期待されているかが分かります。

 

「小中連携・小中一貫教育」については、

同じ校区の小中が連携することと、小中を通した9年間のカリキュラム編成をするかどうかの違いがあることや、自校の課題となっていることをチェックリストを用いて把握することに取り組みました。「推進するための視点」を持つことに力点が置かれた講座となりました。

2日間を通してのべ40名以上の先生方にご参加頂いたミニ道研の概要報告でした。

 

第1回標津町連携交流研修会(小学校)

 7月28日(金)に標津町教育研究所連携部主催の第1回標津町連携交流研修会(小学校)が開催されました。この研修会は標津町内の2つの小学校が連携して実践交流や指導計画の作成等を行い、授業力の向上を図ることを目的として行われました。

 当日は、川北小学校の小出教諭による秋田県美郷町立仙南小学校の視察報告と標津町授業改善チームによる道徳の授業作りの講座が行われました。

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小出教諭からは、仙南小学校で視察してきた内容を、標津型学習スタイルの実現に向けどのように活用するかという視点での報告が行われました。

 道徳の授業作り講座では、道徳の完全実P7288840施に向け進めておかなければならないことについて改善チームの綾野教諭からの講義があり、それを基に、授業における主発問の作り方をグループで協議しました。

 2時間という短い時間でしたが、大変有意義な時間となりました。

 

【ミニ道研】遠隔研修にて行われています

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今年のミニ道研は、8月4日と8月9日の二回が行われます。まず今日4日は中標津高校を会場にサテライトシステムを活用して道研から基調講義が配信され、各会場でグループ協議も多く行われました。

また、旭川・浦河会場ともつながり、各会場のグループ協議の内容が交換されたり、午後の『主体的・対話的で深い学び』の講座においては標津町での取り組みについて綾野先生が発表されました。

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今日の研修の内容は「教育課程」「道徳」「主体的・対話的で深い学び」。8月9日のミニ道研では「児童生徒理解・生徒指導」「小中一貫・連携教育」 「外国語」についてを予定しています。もし参加希望がありましたら、根室教育研究所までご連絡ください。

【根室管内へき地複式教育理論研修会】

9月13日(水)に、上風連小学校を会場に根室管内へき地複式教育の理論研修会が開催されます。教育大釧路校准教授の早瀬裕明氏が来校し教育講話があります。内容は「数学的な見方・考え方と複式教育」についてです。申し込みは中西別小学校 大月教頭までお願いします。

開催要項等はこちらhekihuku20170913  hekihuku20170913 mousikomi