6月26日、今年度最初のミニ道研が開催されました。午前は「小学校のプログラミング教育」、午後は「児童生徒理解と教育相談」の内容でした。
「プログラミング教育」ではそれを行うねらいや意図をしっかりと把握して学校における指導計画に位置付けることや、発達段階に応じて必ずしもICT機器を使わなくても「考え方」を身につけさせる方法などを学びました。ソフトとしては導入が容易な「スクラッチ」にオンラインで接続しました。小学校5年生の算数の単元で正方形と正三角形を描く際に必要なプログラムを考え、児童のつまづきも再現しました。これから多くの場所でAIやICTが活用されていく中で、しくみを理解し上手に生活に取り入れていく端緒になる教育だと感じました。
<受講者の声>
プログラミング教育をはじめとする情報教育の推進、研修のあり方、環境整備の在り方がよくわかりました。
プログラミングの考え方やこれからの授業のもって行き方などを学べてかなり有意義な時間になりました。
つづく教育相談のコマでは、アイスブレイクに臨み、「構成的グループエンカウンター」の手法と活用場面について学びました。その後、3種類の会話シートから「ノンアサーティブ」「アグレッシブ」「アサーティブ」の3つの感情の示し方のタイプを学び、よりよい人間関係を築く方法を教わりました。学校では他者と触れ合うことが苦手な児童生徒は多く見られますが、これらを計画的に学校教育にとりいれることで、より円滑に自己表現できるよう働きかけができるようになると思います。
<受講者の声>
アサーションの技法が特に役立ちました。アンガーマネジメントをもっと知りたいです。
授業等で子ども達に実践してみたくなる内容でした。
次回のミニ道研は7月31日、場所は根室教育局となります。
内容は、「学級経営」「道徳教育」の2つです。参加申し込みを受け付け中です。