8月1日と2日の日程で、道立教育研究所を会場に夏季所員研修会が開催されました。
夏季所員研修会は、全道の50の研究所と研修センターの所員を対象に夏季に開催され、教育の最新情報や研究所の運営などに資する内容となっています。
今回は以下の内容でした。
1 いじめ 不登校
2 道徳
3 skypeを活用した研修
4 研究所運営のあり方
5 会議の持ち方(ファシリテーション)
6 第16次共同研究
とくに新しい情報としていくつかお知らせいたします。
1 いじめ 不登校
いじめについては道内で約70%の学校から報告があがること、教師が単独で判断しないこと、警察との連携を図ることも法律に明記され被害者側を守る大原則が改めて伝えられました。法規やグラフ等のデータが必要な方は研究所までご連絡ください。
2 道徳
小中で同一の内容項目について主発問の討議を行い、(小学校 ブラッドレーの請求書 中学校 1冊のノート)家族愛について互いの校種の内容を把握する大切さが話され、評価については一般的な概要の他にあくまで例のひとつとして京都市教育委員会の事例などが紹介されました。
3 skypeを活用した研修
昨年の概要説明に続き、今年は実際に道研の3部屋に分かれ模擬授業を体験しました。参加者からは、十分に実用的である、との意見が出され技術的な音声などの課題についても出されました。北海道の広域性を鑑みた時に、他県では1時間程度で研修対象者が概ね集まれることを考えると確かにハンデではありますが、ミニ道研を始めとして今後研修の一翼を担う形になると思われます。
4 研究所運営のあり方
5 会議の持ち方(ファシリテーション)
この2つでは各研究所の運営体制が交流され、所員の会議の頻度が留萌は週2回、オホーツクは週1回、小樽市は年間15回など大きな違いがあり、所員と研修講座の関わりについても所員は原則参加、全く担当外などの違いもありました。
続くファシリテーションでは15分と時間を限って結論を導く方法を体験しながらポイントについて話され、話し合いや会議では最初に【ゴール設定】(例 実行する案をひとつ決定する など)をすることで多様な意見が出た後に収束しやすくすることが印象的でした。
6 第16次共同研究
道内の約10の機関の所員が共同で取り組む研究で、内容としては若手教員の育成プログラムの開発などを昨年度実施し、今年はそれをskypeを用いて運用する研究を進めています。その一環として根室教育研究所では夏季休業期間に所員間での資料確認等をビデオ通話とパワーポイントの遠隔表示によって実験する運びになりました。この模様は後日紹介して行きます。
上記の内容について興味のある方は根室教育研究所までご連絡ください。
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